新春2015 JOHNNYS' World 1月2日ソワレ

 マリたん目当てに今年も、現場始めとしてジャニーズワールドに行ってきました。

 

 JW*1シリーズはこの新春2015年公演で3回目になる。続けて見に来ている、というフィルターをかけて観劇したので、今回が最もストーリーがすとんと入りやすく、ショーとのメリハリがあるように感じた。その中でも特に印象に残ったマリウスにまつわるシーンについて記述していく。

①3月 大階段を降りるシーン

 マリウスがこの階段を降りるのは初めてのことである。Hey! Say! JUMP、SexyZoneの3人が降りてきたこの階段はわかりやすくショーの豪華絢爛を伝えることができる場面だと感じてきた。彼の母はかの有名なタカラジェンヌであり、階段を降りることはどれほどエモーショナルな演出なのだろうとファンの1人として考えてしまった。そして涙がにじんだ、3年前から変わらない紫とピンクの、桜が散った羽織を纏い、足元を誰も見ない、その姿に誰が泣かずにいられるだろうか。春の訪れを伝える妖精は有岡だけだ、と初演過激派としては譲れなかった部分を大きく打ち壊してくれたのは、やっぱりマリウスだった。

②11月 ファンカッション

 11月は初演から多々の変更を加えられ、さほど重視されておらずいつの間にか12月になっていた、というイメージのある月だった。しかし、今回はショーとして高いパフォーマンスを魅せる月になっていた。中でもメイン出演者が一列に会してくるくると立ち位置を入れ替え腕を入れ替え披露するファンカッションに胸を打たれた。この一列にマリウスがいるということにぐっときた上に、どれほどの練習を重ねたのだろう、と勝手に思いを馳せるPTA系オタクとしては涙なしには見られなかった。気迫を感じるのと同時に、軽やかな音色を響かせていたのはまだ多くが「少年」である出演者たちのなせる業だったのかもしれない。

③2幕 Where My Heart Belongs

 この歌を歌ってきた人、と言えば山田涼介・佐藤勝利、共にグループの0番である。2幕が宇宙空間であることを象徴するようなこの歌、演出には今までフロントメンバーが関わってきた。デリケートな話ではあるが、マリウスは現時点ではデビュー組のフロントではないと感じている。初演の頃は顔も幼く、可愛らしい生まれたての天使*2だったマリウスも今や少年となり、しなやかな手足は小柄な

山田、細身な佐藤が収まったあの宙づりの輪には少々きついようにも見える。しかしながら、超絶流暢な、柔らかい歌声には劇場を自分色に染め上げる力が十分にあった。ジャニオタの多くは自分の担当に「天使」という呼称を使うが、本当の天使はここにいたのだと、叩きつけられたような衝撃を受けた。

 

 以上の三点である。いつも以上に気持ち悪く熱量が偏ってしまったが、これとほぼ同様の内容をマリウスに送り付けている辺りでご察しである。この1ヶ月でまた様々な変更や成長が見られるだろう。このJWをやりきったマリウスの姿をまた見られることを楽しみにしている。

*1:JOHNNYS World

*2:主観です!!!!!

ジャニーズ楽曲大賞2014に投票しました

 ご無沙汰しております。1年ぶりの投稿となりました。今年もジャニーズ楽曲対象に投票しました。相変わらず聴くのは偏っていますが、なるべく広げようと関ジャニ∞や嵐のアルバムを借りてきたり、積極的に音楽番組を見るように心がけた結果が以下です。*1

 

楽曲部門1位 「AinoArika」 Hey!Say!JUMP
 この曲はオーケストラと宇宙を感じさせるサウンドから始まる、Hey! Say! JUMPきっての壮大な楽曲です。メンバーの八乙女光が単独初主演、伊野尾慧との初共演を果たした「ダークシステム」の主題歌としても、世界観を反映していてとてもぴったりでした。純粋な愛の歌であるようで、クサいようですがHey! Say! JUMPとファンの歌であるようにも感じられます。2番サビの『もう夢追い人じゃないんだ 見えない明日も探さない 君となら確かめていけるこの時を』という歌詞は2014年、ドラマや映画、アルバムをひっさげてのツアーをやり遂げたJUMPの活躍を象徴するようで、そのたびに何度も胸を打たれました。
楽曲部門2位 「ウィークエンダー」 Hey!Say!JUMP
 マイナー調のどこか懐かしいようなサウンド、THE金田一!なドラマ主題歌です。歌詞がドラマにぴったりであると同時に『水木金じゃまだ早い』『日月火じゃもう遅い』と私の1週間を揺さぶるような言葉に毎日ときめいています。振り付けも可愛く踊りやすいテンポ、コンサートでの山田くんの「スウィート♪アンサー」というささやきも加味させていただきました。
楽曲部門3位 「明日へのYELL」 Hey!Say!JUMP
 両A面シングル、一転して明るく疾走感のある青春ソング。JUMPにはこの曲のようにど真ん中な青臭くてキラキラした歌が意外と少ないような印象だったので、この夏のテーマソングでした。まだまだがむしゃらに、汗をかいて走るHey! Say! JUMPにぴったりな等身大の曲です。
楽曲部門4位 「ぶつかっちゃうよ」 Sexy Zone
 カワイイ歌詞とカワイイ台詞「好きだ、バカ」「おっとっとっと」がふんだんの、SexyZoneの可愛さだけをかき集めたところにやられました。歌詞はよく聞くと意味が分からないところもありますが、とにかく愛に一直線、まっすぐ大好き!愛してる!勢いづいてぶつかっちゃうよ!な照れのない5人にときめく1曲です。
楽曲部門5位 「GUTS!」 嵐
 何度も耳にし、何度か踊る姿を耳にしました。まっすぐな応援ソングで、主題歌だったドラマに出てくる高校生たちにぴったりだと感じました。何よりも人間、何回も聞くと好きになるもんだなと感じたのは、公共の場で何度も「ビバ青春胸を張れ~」と口ずさんでしまったことです。

 
現場部門 Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2014「smart」
 採用された曲数がどうであれ、Hey! Say! JUMP史上初のアルバムを引っさげたツアー、というのが何よりもファンも、そして本人たちもおそらく嬉しかったツアーでした。カワイイとカッコイイの緩急の付け方が上手になって、目いっぱい可愛く、目いっぱいかっこよくなったHey! Say! JUMPが、今できる最高を見せてくれたことが、2014年最高の現場だったと思います。会場の規模がアリーナだったこともあり、見せ方にも工夫を感じられました。

自担部門 八乙女光

*1:心がけとは。

ジャニーズ楽曲大賞2013に投票しました。

楽曲部門1位 「Come On A My House」 Hey!Say!JUMP

この曲の魅力はキャッチ―さ、振り付け、MVの可愛さに集約されていると思います。まず、ハウスバーモントカレーのCMソングになったことにより、サビだけでもたいへん多くの方の耳に残ったことでしょう。ジャニーズの先輩方にも届いたようです。また、お茶の間の主婦にも届き、個人的な話ですが、疎いわが母もサビだけは覚えました。また、JW感謝祭で初めて振り付けを見たときあまりの可愛さに「白い天使が羽ばたいているよ…!?」と会場が色めきだったことは忘れられません。そして新規受けしないとわかっていても過去の小ネタを盛り込んだお仕事知念くん+わけのわからん8人という絵面のMVは今のJUMPができる限りの可愛さを尽くしていました。

楽曲部門2位 「Ride With Me」 Hey!Say!JUMP

本人たちが何度も繰り返し「大人っぽさ」「新しいJUMP」と言ったこの曲。ほぼ初といってもいい重低音の響くダンスナンバー。外部提供も新しく感じられました。JUMPの群舞が何よりも引き立つ曲だと思います。

楽曲部門3位 「スクランブル」 Hey!Say!JUMP

Hey! Say! BESTは7に比べるとフロントに立つこともまだ少なく、コンサートでも小ボケをかますおふざけキャラで通ることが多いように思います。しかし毎回必ず大きなギャップをつけてきれいな薮くん作詞曲を魅せてくれます。今回は特に映像と衣装のマッチ、切ない曲調が見事に心をつかんでくれました。「ス」縛りを極めたBESTの現時点最高傑作です。

楽曲部門4位 「School Girl」 Hey!Say!JUMP

コメント パフォーマンスが早く見たくなる曲、School Girl。平均年齢が20歳をこえた男性アイドルグループが歌うとは思えないほどの可愛らしい曲調、歌詞。それでもいい子ちゃん幼さ愛らしさを3点セットで売り出している(つもりはないでしょうけど)JUMPならではの曲です。いい加減やめろよ…と思う反面大好きになってしまうのはJUMPに飼いならされている証拠。

楽曲部門5位 「Twinkle Twinkle A.B.C-ZA.B.C-Z

一昨年末から昨年の年始を可愛く彩った曲。パフォーマンスもさることながら、名曲「きらきら星」をここまで楽しくかっこよくすることができるのは彼らしかいないと思います。

未音源化部門 フィルフェスのUltra Music Power(平家派)

さすが平家派歌がやたらうまい。

現場部門 40カラット

薮くんもといウィルくんの年下男性っぷりを堪能できた反面、リザみたいな女にはなるもんかと強く思ったことが忘れられません。また個人的にはJUMPメンバーが観劇に来ていろいろとエピソードを残していったこともJUMPのメンバー愛を感じました。

ジャニヲタベストバイ部門 全国へJUMPツアー2013

Hey! Say! JUMPを知らない人はまずこれを見るとコンサートがどのような雰囲気かすっと感じられます。JUMPコンに行く前にぜひこれを!定番曲もシングル曲もぎゅっとつまっているし、バンドもできるんだ、ファンサすさまじいな、MC意外と笑えるところもあるじゃん、え、なにこの「ぷぅ」ってキャラ!?などとJUMP初心者向けのツアーDVDだと思います。一人ひとりのカメラ割も悪くないので、メンバーを覚えるにもよし。

自担部門 八乙女光

 

以上のように投票しました。40カラットは個人的な思い出がいろいろとあるので、忘れられない舞台になりそうです。それから、楽曲大賞5位にTwinkle~が入ってきたのは予想外でした。先日までここは「棚からぼたもち」になる予定でした。以下のようなコメントまで考えていました。

「とにかく演出がずるい。彼ら4人の置かれた状況、中居さんという偉大な先輩にプロデュースされるまでの過程、そして歌詞や振り付け、曲調までもが見るものの心をひきつけてやまないです。もちろん当該担当にしてみればつらいこともたくさんあるのでしょう。正直「舞祭組」という名前はいかがなものかと思うこともありますが、身を切って荒波に飛び出した彼らに敬意を称したいと思います。」

ところが、先日のJOHNNYS' 2020 WORLDにて橋本くんに落ちるはめになるとは誰が予想したでしょう。

そして去年通ったJWが忘れられず、曲としても大好きなTwinkle~がInazuma☆のように入ってきたわけです。ジャニオタって何があるかわからなくて楽しい。

 

Ride With Me 初披露@ベストアーティスト

先日の日テレ音楽の祭典ベストアーティスト2013でHey! Say!JUMPの新曲「Ride With Me」がテレビ初披露された。今回はそれを見て感じたことを自由に連ねたい。

 

1.衣装

 まずはじめに目が行ってしまったのは衣装だった。Johnnys Web上で大ちゃんが「第二のデビュー」と言っていたからこそ余計に際立つ「白」の衣装である。白=デビューの印象がバレーユニットであるJUMPにはなおさら強く印象づいている。すなわち、白+大ちゃんの「第二のデビュー」発言が、新生JUMPを予感させるものとなっていたのである。また、白に加えて黒と銀のアクセントが各々入っている。ジャケットの裏地であったり、ストールであったり、インナーの人もいた。それが「第二の」という言葉にかかってくるのではないだろうか。先ほど「白」はデビューの色だと言ったが、デビューの時は必ず「赤」も加えられていた。これは日本を応援するバレーユニットならではの色合いである。しかし、今回はHey! Say! JUMPが新たな一歩を、洗練された姿を見せることを目的としているならば、「黒」や「銀」というかっこよさを際だたせる印象のある色をアクセントにしたことは意味ある選択ではないだろうか。

 

2.曲

 初めて聞いた瞬間は「エイベ!?」と耳を疑うほどトンチキとキャッチーを捨てた印象を受けた。何度聞いてもサビが覚えられないのは、キャッチーさがないからであろう。*1事務所の違う人のように、ダンス&ボーカルグループのようになったと見紛うほどである。また、今回のベスアでは直前にキャッチー丸出しの某48ちゃんが新曲披露しているからこそ余計に目立った。また、Aメロ部分にあれほどラップをメインにしたシングルは今までなかったと思うので、その新鮮さが響いた。確かにカモナのように爆発的に盛り上がるところはないかもしれない、いっそシリアスささえ感じた。しかし、それこそが重要なのである。ラブリーでキャッチーな曲はオタクの多くが喜ぶものの、一般人は敬遠しがちである。ましてや「若い」「幼い」のイメージが強いJUMPならなおさらであろう。だからこそ今回のような曲は金田一のイメージにも合うし、一般人受けという点においては大きな功績を残したのではないかと自信を持った。

 

3.ダンス

 もうかっこいいからリピートして寝る。

*1:あるいはJUMPのかっこよさに集中し過ぎなのかもしれないw

10000字インタビュー その1

12月号(11月発売)有岡大貴―――スポークスマン

 

 

1.10000字インタビューの効能

 インタビューを読んで、率直な感想はやはり、「そんなこと思っていたのか」だった。Hey! Say! JUMPは自分たちの苦労や困難、悩んでいることをあまり表に出さない、「絶対的なアイドル」というイメージがあった。だからこそこのインタビューの担う役割はとても重要で大きい。これは周知のことであろう。一方で、中には「読みたくない」というものもあった。もちろん個人の思い出とアイドルのバイオグラフィーとは密接に絡み合うものなので、振り返りたくない気持ちもある。だがこれはJUMPがなにを考えているのか*1 とらえるには格好のチャンスと、前向きに捉えることにした。

 

2.Hey! Say! JUMPにおける“大ちゃん”

 “大ちゃん”――有岡大貴くんに対して、「ファンの代弁者」であると感じることがしばしばある。例えばアルバムがなかなか発売されなかった頃、雑誌で「アルバム出したい」と言ったのは大ちゃんだったように記憶している。また、BESTコンを切望していて、それを口に出すのも大ちゃんが多い気がする。*2Hey! Say! JUMPの中で、もしかして、最も我々に近い感覚をも持ち合わせ、それを言葉にできる人。

 加えて大ちゃんは代弁者であると同時に、ファンの求める情報を的確に流せる人でもある。最近では、今回のシングル「Ride With Me」を感じさせることがあった。ウェブの連載でかなり前に「ダンスレッスンをしている」と言っていた点が特にそういえる根拠だ。

 今回、インタビューを読んで一番大きく感じたのは、大ちゃんはHey! Say! JUMPのバランスをとる存在である点だ。大ちゃんは「BESTと7の懸け橋になりたい」とデビュー後しばしば口にしていたが、それはまさしく実現されたことになるだろう。有言実行とはよくいったものだ。山ちゃんと親友、光とも友人、雄也に信頼され、薮ちゃんにかわいがられる。裕翔とはからかいを含んだ兄弟、知念くんとは同期、伊野ちゃんとはいたずらっ子、圭人とは趣味を共有した友人。私の感じる「大ちゃんとJUMP」像は上記のとおりであり、すべての人とのツーショットを容易に想像できる大ちゃんの「つながる力」は偉大である。

 

3.大ちゃんのライン

 このインタビューでは、おそらくもっと下衆いことやえぐいこと、たくさん話すことはあるはずだが、絶対に話されることはない。大ちゃんに限った話ではないと思うが、皆「見せてもいいライン」をはっきり持っていて、それをもとに今回の感情を吐露しているだろう。当然と言われてしまえばそれまでである。

 大ちゃんの見せてもいいラインは、A.B.C-ZやKis-My-Ft2がJUMPに対して抱いている感情を受け止め、それに返す形で語ることであると感じる。それ以上には踏み込ませないのだろうかとも思う。それに対して「ファン」―もとい私個人が共感を禁じ得ないのが「どこに行ってもアウェーだったHey! Say! JUMP」のことだ。JUMPはどこにいってもアウェー。JUMPだけで成立してその箱庭の中だけで暮らす。それが当たり前だった。だかこそ、外に出るのはとても怖いねぇ、なんてモンペ芸*3はファンが自ら揶揄すると同時に、箱庭でいることへの安心感と外*4へ出ることが怖かったのではないかと、自らを振り返った。今現在のモンペ芸についてはまた機会を改めて考えてみたい。

 

4.まとめ

 私は冒頭で、大ちゃんのことを「スポークスマン」と呼んだ。直訳すると、「代弁者」だ。スポークスマンとは、「政府・政党などの意見や見解の公表を担当する人」という意味を持ち、広報官と言われる人々である。大ちゃんは私にとって、Hey! Say! JUMPの広報官なのだ。かゆいところに手の届くJUMPaperを読んで歓喜し、おかきダイアリーを待っているのは誰でもないファンである。大ちゃんにはその軽やかでポップな声を大きくして、世界中に陽気なスマイルを届けてほしい。

*1:ここでは仕事に対して。

*2:すべて主観であり不確定な要素であることをご了承いただきたい。

*3:ここでは本来のモンスターペアレンツからは離れ、過保護で声高に叫ぶ、JUMP担に多い芸をさす。

*4:Hey! Say! JUMP以外

【JUMP】全国へJUMPツアー 4月13,14日@静岡

ご無沙汰しております。

未だまとまらないひかいのについては差し当たり発酵させておいて

青森公演が始まる前に静岡公演を備忘録としてまとめておきたいと思います。

 

1.セットリストについて

一覧は既に多くの所で見ることができるが、資料として記載する。

1 SUPER DELICATE

2 瞳のスクリーン

3 Born in The EARTH

4 OUR FUTURE

5 OVER

6 アイシテルー愛ingー

(4/13 7 Just for you→11 シャドボ)

7 スクールデイズ

8 Style

9 脳内☆Dance

10 ガンバレッツゴー!

11 真夜中のシャドーボーイ

12 Your Seed

13 サム&ピンキー

14 アイ☆スクリーム

(4/13 15 スクランブル→カレー紹介)

【カレー紹介】

15 Come On A My House

【MC】

16 ミステリー ヴァージン

(4/13 17 スクールデイズ

    18 STYLE

        19 脳内☆Dance

              20 ガンバレッツゴー

    →Bounce

17 スクランブル(BEST)

18 Just for you(7)

19 Bounce

20 Beat Line

21 ありがとう~世界のどこにいても~

22 TO THE TOP

23 Hero

24 Dash!

25 Magic Power

26 New Hope 〜こんなに僕らはひとつ

27 DREAMER

28 Ultra Music Power

29 Dreams come true

【アンコール】

30 Come On A My House 

【ダブルアンコール】(4/14 2部のみ)

31 Romeo&Juliet

着目したいのは今までリリースしたシングル曲をリリースとは逆の順に披露している点と、BEST、7共に2008~2009年に発表した楽曲を入れている点である。

1-1.逆の順にシングル曲を披露する

今回のツアーでは初めてJUMPが訪れる場所も多い。そのため、シングル曲・アルバム曲をやらなければ新規客は置いてけぼりだ。そのために披露すると同時に既存客に対しての新鮮味を提供する必要もある。この件に関しては演出でも触れるが、いつもUMPのイントロを聞いて始まっていた(ように感じる、特に2012年は同じセットリストが続いたせいもある)が、今回はあえてスパデリというマイナー調かつかっこよくダンスをきめる曲から始めることで、「まさかの!」という驚きを感じられた。

1-2.かつてのユニット曲(未音源化)をふたたび

ガンバレッツゴーやスクールデイズはコンサートでも定番であり、DVDにも収録される、少年倶楽部でも放送されるなど新規ファンでも耳慣れた楽曲である。しかし、脳内☆Dance、STYLEはあまり披露されることもなく、ましてやSTYLEは2008年のコンサートとHi!Hey!Say!*1で披露された以来であろう。こうした点においては既存客としての私は懐かしさとアレンジの変更に驚きと同時に切なさやらうれしさやら様々入り混じった気持ちになれた。もちろん新規客かどうかは不明だが、STYLEを聞いて「新曲?」といっている人も見かけたが結果オーライ。ただ、トロッコ曲にしてしまうのは非常に惜しいと感じた。

 

2.演出について

2-1.セット

今回のセットはLEDの大画面が中央にある。JUMPが事前に「光一くんもやっててファンの皆も楽しめて僕達も気持ちいい」演出はこのLEDモニターを使って映像に入ったり出たりする演出であったように、今回はLEDの箱が大活躍する。シャドボ前のアクセントダンスでBESTが踊るときも、彼らの動きに合わせて光*2が移動するのは見ものであった。また、やはり皆待望であっただろう分割モニターも本公演から導入されている。サイドのモニターに引き画を任せてメインモニターではオリジナルの映像を流した*3と思えば、翌日そのオリジナル映像は現在の映像のフレームと化すという奇妙な現象も起こったが、バンドでの4分割モニターには涙するほど嬉しかった。*4

2-2.衣装

特記すべきは本人たちがデザインしたBOUNCE、スクランブル、Just for you(明言はないが恐らくこれらも自分たちで選んだと予想される)3曲の衣装である。

BOUNCE

既に少年倶楽部でも着用済み、ヒップホップ調の曲に合わせた派手な衣装。自分たちで選んだだけはある。各担当さんからも「自分の似合うものわかってる><」と感嘆とお褒めの言葉がTLを飛び交っていた。*5個人的に感動した点について記述しておく。まずは山田の背中にある「smile & peace since2009.09.24」*6のスワロの文字である。キラキラまぶしすぎて見えないと思ったけど、内容もキラキラまぶしくて鳥肌が立った。薮様がロングジャケットを着たのはわかっててのことだと思うので割愛。しかしいのちゃんがヒョウ柄を選択したことには拍手喝采である。光のサルエルとごつごつスタッズキャップ、ゆうやの目深に被ったハットは安定していて素晴らしかった。しかし脱いだ後の髪型が面白残念になった光については笑うところでもある。

②スクランブル

引き続き光はサルエル、大ちゃん半パン、ゆうや七分、いのちゃんスキニー、薮さまロングジャケット、とこちらのイメージとブレない衣装を選んだ光はもしかして八乙女の皮をかぶったオタクなのかと疑う程度であった。それだけ初期に着ていた衣装のイメージは強く、またキャライメージを意識して選択したことがうかがえる。

③Just for you

4人とも「春の新色☆爽やか差し色で他と差をつけちゃおう!」と雑誌のコピーを付けられるほどの明るい色合いの服で、7ちゃんたらいつの間にこんな大人オシャレな男になったのかと見紛うほどであった。ところで、圭人が弾き語りを披露したのも初であり、この点においても「大人っぽさ」を売りにしたい今回のツアーにおける大きな一歩であったと思われる。

 

3.MCと4.可愛かったについては後日述べたい。

というかこっちがメインだっつの。

*1:しかもバックにキスマイ弟組がついていた

*2:本ツアーの個人イメージカラー

*3:初日

*4:JUMPBAND全員同時に見られる夢の世界

*5:JUMPaper、山田更新時

*6:うろ覚え

伊野尾慧を推すということ

 千穐楽の記事も途中だというのに、、、。伊野尾慧について彼の卒論終了を記念して、彼が大学生であることにも触れながら書きたいと思う。ただし私は根っからの文系なので専門分野ではないことに言及するのは些か気が引ける。また、おそらく誤ったことを述べると思うが自由記述のブログであることに免じて流していただきたい。

 

 伊野尾慧(22)は現在、卒業を目前にした建築学科4年生。都市計画ゼミで研究を進めているのは夏前に大学側がホームページに載せた成果報告により明確な事実である。*1大好評で幕を閉じ再演も決定したJohnnys' Worldと並行して、彼は卒業研究を進めていたようである。「高木に手伝ってもらおう」などと言った発言から楽屋にも持ち込んでいたことが伺われる。理系の知人がいて、大学の研究室に1人1台PCが割り当てられ、そこで研究を進めていることを聞いていた。また、ゼミも毎週行われそれに向けて発表スライド作成やレポート作成に常々追われているようだ。もちろん、学生たるものアルバイトをしている者もいるだろうが伊野ちゃんがやっているのはアルバイトなどではなくれっきとした正規雇用の本職である。話がそれるが、薮ちゃんが以前検問か職質かなにかで職業を「アイドルです」とドヤった件が思い出される。この場合伊野ちゃんは職業を何と答えるのだろうか。本題に戻る。拘束時間*2が尋常じゃない中、すなわち他の学生と比べ研究にかける時間が少ない中書き上げたことは明白な事実である。

 伊野ちゃんは以前から「ステージを作りたい」「メンバーひとりひとりに家を作ってあげたい」などと発言しているように建築学科に入ったことで、多くの人が抱くであろう「家や建物を作れるようになるのだろう」というイメージにふさわしい発言をしている。伊野ちゃんが仕事で大学で学んだことを活かそうとすると直接的な方法としては上記のようになるだろう。しかし研究室は都市計画。都市計画とは

 都市計画(としけいかく、英語urban planning, city planning)とは、「都市の健全な発展と秩序ある整備を図る」、「劣悪な居住環境からくる国民の健康問題を守る」、「都市景観を良くし、守る」などの必要から、土地利用のあり方、都市施設(道路・公園等)の整備、市街地開発について計画を策定し、その実現を図ることであるといえる。*3

以上のように述べられている。すなわち、何かを作ることにかかわるというよりもその建物を含めた環境について計画・開発することを目的としているのだ。ここで、発言と乖離があることがわかる。伊野ちゃんはたびたび自分の大学について発言をしている。例えば長屋の知識を長々と語りあげ、「ドイツに行った」「岩手に行ってきた」などと特に研究室に入ってからはフィールドについても触れている。すなわち今研究している分野において誇りを持っていると想像できる。彼の中には「舞台などの仕事に関わる『大学の勉強』」と「研究している分野という『大学の勉強』」の2つがあるのではないだろうか。

 ここで私自身の体験を挟ませていただく。私の学部はわかりやすいが学科は名前が長い上に初めて会った人にはまず伝わらない。美容室や関係者ではない人にはざっくり濁して説明することが多い。なぜかというと、学部についたイメージで片付けてしまうのが楽だとわかっているからだ。大学に進学した人は誰もが一度は経験したことがあるのではないだろうか、「わかりやすく言うと~」「本当はちょっと違うんだけどね、だいたいそんな感じ」。伊野ちゃんだって、別に面倒くさいからというわけではなく、わかりやすく伝えようという思いから上記のように言っているのだと考える。

 ここまでつらつらと彼と大学について述べたが、私が伊野ちゃんを推すのはここにある。人は共通点があると好感を抱きやすいとは恋愛コラムなどでもよく言われる話である。大学生である彼、同様に学年を重ね、卒業を迎える。夜遅くまで課題・研究に追われながらも仕事の場ではそれを辛いとは言わない。大変だというも明るく述べているように感じられる。適当な発言、綺麗な顔ももちろんだがやはり彼にもう一つの、私達と同じような顔があるということに異様に好感と興奮を覚えてしまったのだ。

 そしてこの春、私達含め2009年入学の大学生は多くが卒業を迎えるだろう。そしてそれぞれの進路に旅立つ。初めての社会人になる人もいれば、伊野ちゃんの友人は多くが進学する人もいるだろう。そして彼はついに「学生」という身分を共存させることなく、思う存分「アイドル」に身を浸し、所属はジャニーズ事務所のみとなる。たくさんの一般人である級友たちと刺激的な4年間を過ごしたであろう彼は、いい意味で世間の感覚を味わってきていると思う。例えば、友人の家で夜通し課題をしたり、一緒に安い牛丼を食べたり、お酒を飲んで鍋パーティーをしたり。また、大学とは概して全国から人間が集まり、それは都心の大学であれば尚更だと考えられる。そんな日本人のサラダボウルで培ったコミュニケーションがどのように作用するのか。

 春になるとますます伊野尾慧から目が離せなくなるだろう。楽しみである。

*1:プライベート情報なのであまり明らかにするものでもないかもしれない。

*2:と表記するのは違うと承知の上で。

*3:Wikipedia