JUMP担がハイステを観に行ったよ

こんにちは。

今旬の若手たちのように「へいらが」とか「明日からも全力でなんとかかんとかハッピー」とか「Love xxx」みたいな挨拶あるといいですね。

ジャニオタがハイステを観に行ったというブログ記事はいくつか見かけましたが、JUMP担がっていうのは、見かけなかったのでn番煎じで書きます。

そもそも数億年ぶりのブログのテンションがつかめない。


それでは本題。

ハイステとは。正式名称 

 

実際のバレーボールの試合を観るように、烏野高校の試合を、観戦する。まるで原作の試合会場に足を踏み入れたような、そんな新しい「ハイキュー!!」体験。

漫画で、アニメーションで、バレーボールの描写に拘り続けた集英社週刊少年ジャンプ」にて絶賛連載中の大人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」が、そんな"観戦"というキーワードを求めて新たな頂を目指して舞台化。「ハイキュー!!」の魅力である人間ドラマを熱い演劇で、そして「ハイキュー!!」のもう一つの魅力であるバレーボール描写を、 最新映像テクノロジーを駆使して表現。

2015年11月に初演、2016年4月に再演 "頂の景色"、2016年10月に"烏野、復活!" を上演し、各地で熱狂を巻き起こした。新作 "勝者と敗者" はシリーズ3作目となる。

ハイテクとアナログが高次元で融合した漫画×演劇×映像のハイブリッドパフォーマンスで、さらなる進化を遂げる演出で演劇の "頂" に挑み続ける!!

(公式ホームページ イントロダクションより引用 http://www.engeki-haikyu.com/introduction.html)

3公演、Aiia theaterをはじめとした各地の劇場を経て今回の「勝者と敗者」から東京公演はTDCホールでの公演と相成りました。

アイアシアター?あ、あれね、エヌケーの隣の赤いやつね。

ジャニオタならこれくらいの認識。
そんなキャパせまめの会場では収まらなくなって、満を辞して、テニミュにならいTDCデビュー!!!!


TDCだよ??????
みんな大好きTDCですぞ????????

JUMP担としてここに足を踏み入れたのはあの憎っくき(?)SUMMARY2010,2011ですぞ??????????

あとはフィルフェスね、あれ、めっちゃ観にきた。


まあ別の記事で言うとは思いますがTDC久しぶりでもなんでもないんですけど、そんなエモい会場で上演された今回の公演。

 


一言でいうと、琴線に触れまくった。

 


①ストーリー
主人公校である烏野が、インターハイ県予選でライバル校である青城に負けるところ。
勝者は青城、敗者は烏野という話なんです。

今回のメインは影山、菅原、及川。

影山は烏野高校1年生。後述する及川さんのことを敵わないけど絶対に超える相手と思っている。平たく言ってしまえばコミュ障で、「コート上の王様」なんて悪名があるくらい。勝ちのために相手のことを忘れてしまうことがあったバレー馬鹿。日向(主人公)や菅原をはじめとした烏野の面々に出会って信頼を覚えていく過程に、今回の試合があります。

菅原は烏野高校3年生。影山が入るまでは正セッターだったけど、その座を譲りわたす。爽やかで篤実なプレーで後輩の面倒見もいい。でも、おちゃらけでボケもツッコミもこなす。この人も強そうで弱くて、強いんですよ。この辺の心の動きが描かれてる。

及川は青葉城西高校3年生。キャプテンで、県内トップクラスのセッター。影山の中学の先輩で、憧れられたけど、そんな天才の後輩が恐ろしくてブチ切れかけたことがある。阿吽の呼吸と言われる相棒のウイングスパイカー岩泉と、県内最強校の打倒に燃えている。チームメイトの100%を引き出すことに長けた選手。

上記は全て個人的な印象です。
この3人のこの情報だけでもドラマティックでしょ?ドラマティックなの大好きにきまってるじゃん?????それぞれが相互に作用して、気持ちが、プレーが変わっていくんですよ。

好き。

 

人がベストを尽くす話、ましてや高校生の部活ですよ。
若い男の子が本気でやるんですよ。
そしてそれを若い俳優陣が演じるんですよ。

大好き。


バレーボールってコートには6人で、烏野は控えとかも含めて10人舞台上に立ちます。
その人数が互いを思って、ぶつかったり、信頼したりするんです。
そういうの、ほんとだめ。むり、しんどい。

若い男の子が、熱量半端ない状態でぶつかると、時には激しく揉めたりするじゃないですか。
それを経て認め合えた時の、「言葉はいらない」って感じ!
男の子!!!!!!

先述した影山は、孤独な王様だったんですけど、菅原に、褒め称え合うことの意味や、「真っ向コミュニケーション」を教わって、傍若無人なセッターではなくなっていくんです。それぞれの力を信じて引き出せる人になっていく。及川はそんな影山を見て焦るし昂るんです。及川の台詞に「あの爽やかくん(菅原)は飛雄(影山)に何を教えたァ!?」ってのがあるんですけど、これアツイ。人が人を育てる、伝えて繋ぐ、そしてそれは相手にとって脅威になる。なんと目の離せないことでしょう。

トーリーが気になる方はここ、原作の8巻まででわかりますので是非どうぞ。
バレーボールって我々には身近なものでしょう?
思い出してみてください、10年近く前に代々木体育館で見ましたよね?


②アクロバットとフライング
あれ?舞台の話じゃないのか?とお思いになるでしょう。
こちらハイステ、ネルケプランニングという制作会社が大元にあるんです。このネルケ先生、天下のテニスの王子様ミュージカルをおつくりになっているところなんです。こちらのテニミュ、フライングアクロバットお笑いなんでもござれですよ(見たことないけど)。そしてこの演目出身の俳優がゴロゴロいるんですよ。

とにかく!!!!!!俳優陣の身体能力が高い!!!!!!

ハイステではバレーの試合をダンスで表現したり、プロジェクションマッピングや棒付きのボールを使ったりします。そして高く飛ぶ演出を、人が人を抱えたり上に乗せたりして表現してきました。

クロバットは今までのハイステでもちらほら出ていて、みんなしれっと側転したり空中で体ひねったりしてたんですよ。

今回から舞台広くなったんですよね、東京は。


すっげえ回る!!!!!!!!!!!!


バック宙、バク転、それから側転お手の物☆
ぐるんぐるん回るし、片手で体持ち上げちゃうしとにかくダンスの要素とアクロバットの要素がもりだくさん!!!!!!!!!目の肥えたジャニオタも大満足どころかお釣りくるレベル。

そして振りの揃いっぷりが半端じゃない。

JUMP担の私がいうんだから間違いない。
は!ん!ぱ!じゃ!な!!!!い!!!!!!!!


フライングは今作から使われるようになりました。
東京公演がTDCになったってのも一つ理由にあるんでしょうね。
広くなったんですよね(2回目)縦にもね。


TDCでやるフライング、好きしかないじゃん????????
テレテレ♪テレテレ♪テレテレッテレー♪(SUMMARY)

フライングは2種類あったんですけど、1つがドリボでよく見るやつ、両側の腰を吊って、そこで前後にクルクル回れるやつ。参考画像が見つからない。

それを日向こと須賀健太くん先生がさらっとやってのけるんですよぉ。
かっこいいんです、本当にかっこいい。


もう1つは、バンジーみたいな紐につられて、日向と影山の2人(通称「変人コンビ」)がレシーブやトス、アタックのたびに飛ぶんです。めっちゃ飛ぶし、めっちゃ勢いつけて着地する。


それもかっこいい。絶対に怪我しそうなのに、しない。
高いパフォーマンス力。
しかも、テーピングでぐるぐる。でも、動きのキレはバッキバキ。

要素に、ジャニワっぽさが含まれているんですね。
はーい、好き!

 

③キャストが作り上げるチーム
役もさることながら、若手俳優がこんなに集まって、バレー練習から始めて、
稽古を重ねて、本番もめちゃくちゃ長丁場。
そして舞台裏を収めたDocumentary of ハイキュー(DVD)では

その誰もが「熱いんですよ」と口々に言う。

熱い男の子、大好きなんですよ。

「言い合えるっていいカンパニー」と座長か誰かが先ほどのDVDで言っていました。


言い合いができるということが、イコールいいこと、だとは限りません

ですが、言い合えると言うことは、
お互いを認め合っている
お互いを信頼している

だからこそできることだと思うんですよね。
そして劇団ハイキューは若手とはいえ、その中でも年齢差があります。

先輩として敬うところ、後輩として伝えなくてはいけないと思うところ
そういったものをいろいろ抱えた人たちが集まって熱くぶつかる。

演技論をぶつけ合うこともあれば、チームとして強くなろうと話し合いを重ねることもある。
演技そのものでわかり合う人もいるようです。


これらの人間関係形成、そして変化していくその様を見るのが
とっても好きなんです。

JUMPちゃんたちが10年かけてそうしてきたように。


④演出と演技
今回は①ストーリーでも述べたように、セッターが物語のメインです。
台詞の一つに「セッターってオーケストラの指揮者みたいだろ」という一言があります。

そして演出として、セッターは指揮を振るのです。
及川は艶やかで調和のとれた指揮を、影山は正確で乱れのないがむしゃらな指揮を、
そして交代で出る菅原の指揮は、導くというよりもまとめるもので、優しくてお手本通り。

それぞれのプレースタイルを反映したものになっています。

バレーボールの舞台なのですが、一瞬オーケストラ会場に来てしまったのかと、友人が言っていました。
ブザーの音やオーケストラの音あわせを音響として取り入れているのも徹底的です。

そして、バレーの試合をダンスやアクロバットプロジェクションマッピングなど新進気鋭の表現をしている一方。

ハイキューという物語は、最も際立つのが、言葉を交わすだけのシンプルな芝居のシーン。

ハイキューは言葉に重みのあるスポーツ漫画で、例えば今作でも
「俺がいれば、お前は最強!なんだろ!?」
「信じてるよ、お前ら」
など印象的なセリフも多くあります。

こういった泥臭く若々しいドラマ、とても好きです。
失った青春を埋めてくれるような、胸の締め付けられる思いでいっぱいになります。

 


長々と書きましたが、前作「烏野、復活!」のDVDは4月19日に発売してます!
そして今作のDVDまたはBlu-rayも予約受付中です!!!!

もちろん持ってますし予約済なので、みんな!!!!!!見よう!!!!!!!


絶賛ロスなので、毎日ドキュメンタリー見てめそめそしながら暮らしていこうと思ったらツアーお知らせでさらにぶん殴られたのでした。ちゃんちゃん。